ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

やっとポンチョテントに薪ストーブ入れてキャンプが出来た

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一体、今更いつの記事を書くのかという話になるかもしれませんが、2か月前の話です。

この数か月は入試、春期講習、新規事業の立ち上げと大忙しだったため、もうずいぶんと長いことブログを書いていません。それでも「いつか書こう」と写真やメモを残していました。

ただ、それもいい加減記事にしないと賞味期限が切れるどころか、腐ってしまいそうなネタなので、多少雑にはなるかもしれませんが、こうして記事にしました。

 

昨年、冬キャンプ用にポーランドの軍用テント(ポンチョテント)とアウトドア用の薪ストーブを購入しました。正月のキャンプでは薪ストーブは使えたものの、知人と合同でのキャンプだったため購入したテントの出番はありませんでした。 

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暖かくなってしまう前に、薪ストーブ&ポンチョテントの組み合わせを試してみたいと思い、入試が終わった翌週、ソロキャンプに行ってきました。以下は、その際の様子です。

 ポンチョテント設営

3月18日。早いところでは桜が咲き始める頃ですが、ここ信州はまだまだ寒い。

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今年は例年になく暖かく、春の訪れも早かったのですが、この時はまだ春めいた様子はなく、所々に雪も残っていました。

ボ~っとしていると風邪をひくので、寒さから逃れるために早急にテントを張ります。

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色のせいか、日の光を吸収しやすいようで、ストーブなしでも中に入るとぼんやり暖かいです。

夕方には帰る予定なので、装備は最小限です。

薪を集める

念のためストーブ用の薪を買ってきましたが、落ちている枯れ枝で十分そうです。 

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結構太めの枝があちこちに落ちていました。これを集めて薪にします。

長いままでは使えませんので、ストーブに入るサイズに折っていきます。太くて折れないようなものはこのようにノコギリでカットしていきます。 

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100円ショップのノコギリですが、このくらいの薪であれば問題なく切れます。

とは言え、決して切れ味が良いわけではありませんし、もう少し太くなれば、木より先に私の息が切れるのは必定なので、ちゃんとしたの買おうかと思います。

さて、それなりに薪が準備できました。まぁ、これだけあれば十分でしょう。 

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落ちている枝は湿気っていることが多く、こういった薪を燃やすと煙が酷かったり、燃やしているうちに内部の水分が爆ぜてビビらされたりするものですが、薪ストーブの中に入れてしまえば、心配無用です。

爆ぜて火の粉が飛んでくることもありませんし、煙もみんな煙突から外へ出ていきます(多分)。

薪ストーブの準備

私が購入した薪ストーブは、ストーブとして利用するほか、このように天板を外して専用の受け皿と網をセットするとBBQコンロとしても利用できます。

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 このBBQ用の網、かなり丈夫で多少雑に扱っても大丈夫そうに思えたので、今回はこんな風に使ってみました。 

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薪ストーブのロストルにしてみました。

前回、お正月に使った際には灰が溜まってしまって燃焼効率は落ちるし、溜まった灰だけをかき出すのも難しくて、どうにかせねばと考えていました。

薪ストーブを採寸してロストルを自作しようかとも思ったのですが、「もしかして、イケるんじゃね?」とBBQ網を入れてみたらピッタリなんですよね。あれ?そもそも、もしかしてこうやって使うものなのか? 

今回はこのロストルのおかげで火の扱いが格段に楽になりましたし、火力も上がったような気がします。 

ロストルの上に細い小枝や枯葉をのせて火をつけます。

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薪ストーブの天板が外れるので、火をつけるのが非常に楽です。

この状態で点火し、ある程度火が大きくなってから天板と煙突をつけて、ストーブをテント内に移しました。 

ポンチョテントは狭く天井も低いので、ストーブの脚はたたんだ状態で使います。

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ポンチョテントが狭いこともあり、ストーブをテント内に入れると直ぐにテント内はポカポカでした。

設営も完了しましたので、お昼ご飯を作っていきます。

薪ストーブを使ってランチの準備 

ここからが本番です。薪ストーブを使って簡単な調理をしていきます。ガスバーナーでも済むことですが、とにかく、薪ストーブを使いたいんです。

薪ストーブでソーセージを焼く

スキレットでソーセージを焼いていきます。折角なので、ちょっと良い奴持ってきました。 

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ストーブの上にそのままスキレットを置いても良いのですが、より高火力で調理するために、天板にある丸い蓋を外して、そこで調理します。 

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蓋を外すと煙るのではないかと心配しましたが、煙は煙突の方に吸われていき、穴をふさぐようにスキレットを置いてしまえば、少しも漏れてくることはありませんでした。

薪ストーブで沸かした湯でコーヒーをいれる 

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コーヒーも入れます。折角なので、豆を挽いて優雅なコーヒータイムと行きましょう。

通ぶって豆から挽いていますが、正直なところ、粉になっているものとの味の違いはよく分かりません。でも、コーヒーミルでガリガリと豆を挽いているときの雰囲気が良いんですよね。とても落ち着きます。 

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お湯はストーブに乗せたコッヘルで沸かし、そのまま注いだのですが、これだとチョロチョロと細く注ぐのが難しいです。

注ぎ方の違いによる味の差が分るほど繊細な味覚を持ち合わせてはいませんが、これもやはり雰囲気って大事だと思いますので、外コーヒー用のケトルも買ってしまおうかなんて考えてしまいます。

薪ストーブでポカポカのテント内でランチタイム

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コーヒーをいれているうちに、ソーセージも焼けたようです。こんがりと良い色に焼き目もつきました。

ソーセージだけ食べても腹持ちが悪いので、パンにレタスと一緒にはさんで頂きます。

味付けはマヨネーズとケチャップ、それにからし菜の種から作った自家製のマスタードです。 

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 簡単ではありますが、ランチが完成しました。

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ソーセージをパンで挟んだだけなので、料理と呼ぶのも恥ずかしくなるようなメニューですが、どんな料理でも外で食べればご馳走です。通常の3割り増しくらいで美味しくなります。

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自家製のマスタードは多少野性味があるというか、クセのある味なのですが、今回持って来たソーセージにはピッタリでした。

たっぷりのマスタードと岩塩でいただきましたが、プリップリでとても美味しかったです。 

アウトドアシーンでKindle fireが便利

昼食後はのんびりぐだぐだタイムです。

そのためにこれ持ってきました。 

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kindle fire HD8 です。外で遊ぶ時にはいつも持ち歩いています。そんなに高い商品でもないので、万が一壊れても諦めがつきますし、そもそもipadなどの高級なタブレットよりも頑丈で壊れにくい気がします。割と雑に、荒っぽく使っていますが今のところ問題ありません。

同シリーズの他のものも持っていますが、スペックとサイズを考えると外で使うにはHD8が丁度良いように思います。

野草やキノコの図鑑や、レシピ本などを持ち歩いています。今回はテント内でダラダラするためにマンガと動画を入れてきました。

 

ゆるキャン△流行っているそうですね。どんなものかと思い、Amazonでコミックスを購入しました。

それからAmazonビデオでアニメもダウンロードして持ってきました。

私、TV捨てちゃったので話題になっても見れない作品とかあるんですが、ゆるキャンはアマゾンで見られたのでラッキーでした。人気作でも無料で見られるものが多くていいですよね。最近は銀河英雄伝説観てます。

 

シュラフに入って横になり、ゆるキャンのアニメを鑑賞します。

途中、ストーブの温度が下がれば薪を追加して温度調整する必要がありますが、それでは動画に集中できません。そこで、温度が上がり過ぎず、尚且つ長時間燃え続けるように豆炭を入れてみました。私の計画通りならば、これで薪ストーブの火力はバッチリです。

寝ながら動画を鑑賞するだけなら、もちろん家でも出来るのですが、薪ストーブのあるテントの中という特殊環境で、どうでもいいことをやってみるってのが楽しいのです。

さあ、グダグダする準備は万全です。

テント内で動画(ゆるキャン△)鑑賞 

ゆるキャン面白いね。話題になるわけだわ。

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気温の低い長野や山梨で冬キャン。それもソロキャン。それって緩いか…?

などと疑問を抱きつつ視聴を開始しましたが、地元の観光スポットや近所の有名なキャンプ場などが数か所登場していたこともあり、いつの間にかドハマりして、一気に数話見てしまいました。

 

ただ… 途中から記憶が無いのです…

私は結局、何話まで見ていたのだろう…

 

見上げたらモーニングムーン

朝焼けのキャンプ場で戸惑っている

 

やっちまった… 完全にやっちまった…

気が付いたら朝でした…

 

疲れがたまっていたんでしょう。いつの間にかウトウトと眠ってしまい、そのまま朝です。目が覚めたのが朝の5時頃でしたから、12時間ちかく寝ていたということですかね。いやはや、自分のこととはいえ呆れたものです…

薪ストーブに入れた豆炭が効いていたのでしょうね。テント内はほのかに暖かく、シュラフに入っている分には寒さをしのげるくらいでした。

朝起きた時点では、さすがに薪はすべて燃え尽きていましたが、豆炭は弱々しいながらも、まだ赤く燃えているものもありました。

最初からそのつもりでいたのであれば、温度やストーブ内を確認し写真を残したのですが、そもそも泊まるつもりなど毛頭なかったため、目が覚めて、自分がしでかしたことを理解すると、「急いで帰らないと仕事に遅れる」という焦りしかありませんでした。春期講習中だったので、遅刻は絶対に許されません。

大慌てで撤収作業をすすめ、下山しました。

テント内が煙いということはありませんでしたが、さすがに一晩中薪ストーブの隣で寝ていましたので、煙の臭いが髪などに染みついていました。これを落とすために一旦自宅に戻り入浴。その後、出社というあわただしい月曜日でした。

 

キャンプでの薪ストーブは楽しい

デイキャンプのつもりが寝入ってしまい、そのまま朝を迎えるというとんでもない失態を犯したわけですが、「ポンチョテントの中で薪ストーブを使う」という目的もようやく達成できましたし、冬キャンプ自体は存分に楽しめましたので大満足の一日、いや二日間でした。

こう思えるのも、冬場にテント内で無防備に寝入ったにもかかわらず、快適に一晩過ごさせてくれた薪ストーブのおかげです。

当初は中国製の安いアウトドア用の薪ストーブということで、使い勝手や性能、安全面に心配がありましたが、特に問題もなく便利に使うことが出来ています。

他のアウトドア用の薪ストーブでも言えることですが、一酸化炭素中毒にならないように警報器だけ準備しておけば、あとはそれほど神経質にならなくても大丈夫そうです。

 

あ、ただね、付属品はさすがの中華クオリティーでした。

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付属の防熱グローブですが、利用2回目でこのザマです。

とはいえ、ストーブ本体は価格以上の性能ですし、存分に非日常を楽しませてくれるキャンプアイテムですので、「冬キャンプで薪ストーブ使ってみたいのだけれど、高いんだよなぁ…」ってお思いの方は、中華製の薪ストーブの購入を検討されると良いと思います。

 

といったところで、3月のキャンプでの失態の報告は以上です。

まだ数記事分メモや写真があるので、今月は出来るだけブログ更新していきます。

では、また。