ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

御柱前夜、いまさら復習する上社山出し

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いよいよ明日から御柱祭です。 

4月2日(土)・3日(日)・4日(月)の三日間は上社の山出しです。御柱の前半戦のスタートです。

今日はその山出しの行程を紹介します。今更遅い?いえいえ、上社の山出しならば、注目の木落しや川越しの会場がJR茅野駅から歩いて行ける距離ですので、お宿を予約されていない方でも大丈夫。日帰りでも御柱祭を楽しむことができますよ。

綱置場 ~ 御柱のスタート地点

八ヶ岳の麓、綱置き場と言われる場所が祭りのスタート地点となります。曳行の安全を祈願した後、独特の甲高い木遣り歌を合図に御柱は綱置場を出発します。

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早朝から集まった氏子らの手によって、御柱はゆっくりと里を目指します。

上社の御柱の特徴は「めどてこ」と呼ばれるV字の柱です。御柱の先頭と最後尾に立っています。 

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穴山の大曲 ~ 通好みの難所

第一の難所、穴山の大曲。道が狭い上に屈折しています。15メートル以上の巨大な御柱をうまく通過させるのが、どれほど難しいかご想像いただけると思います。

木落しや川越しのような豪快さはありませんが、氏子の息の合った連係プレーが必要となるこの難所は、通好みの見どころと言えるでしょう。

木落し ~ 御柱と言えば、やっぱりこれ

第二の難所は、斜度27 度の木落し。下社の木落しが全国的には有名ですが、上社の木落しも負けず劣らずの大迫力です。

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 地図でもご確認いただけると思いますが、茅野駅から歩いて10分ほどのところです。上川の対岸からならば、大体どこからでも木落坂を見ることができると思います。

日曜日に多くの柱が木落しを行いますので、是非、朝早くにあずさに乗って見に来てください。

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川越し ~ 上社の御柱の見せ場

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山出し最後の難所は宮川の川越しです。

木落坂からもそれほど離れてはいませんので、是非こちらもご覧ください。宮川の対岸から観覧するようになります。

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御柱屋敷 ~ 山出しのゴール

川越しを終わった御柱は、山出しのゴールである御柱屋敷に曳き揃えられ、5月の里曳きまで安置されます。

一か月後、次は里曳き祭がやって来ます。御柱屋敷を出た御柱は、前宮・本宮に向かって里を曳行します。

いけない、いけない。その前に、来週は下社の山出しです。全国的にも有名な木落しが行われます。 

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今年は一年中、どこかで御柱をやっている感じです。有名な木落し以外にも見所はたくさんあります。是非、このお祭りの独特の雰囲気を味わいに来てください。

 

では、また。

 

御柱祭ガイドブック

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