ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

絶対に落城(おち)ない上田城内にある真田神社へ合格祈願に行ってきた

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お題「行きたい場所」

どうも。一昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」での盛り上がりを未だに忘れられずにいる信州人です。

そんな真田丸ファンの私ですので、今までに何度か上田城には行ってきたですが、この1週間くらいでまた猛烈に行きたくなったため、一昨日の午前中に行ってきました。

でも、どうしてそんなにも上田城に行きたくなったのか?

…なんて引っ張るまでもなく、タイトル通り教え子たちの合格祈願のために上田城内の真田神社に行ってきました。

午後から大雪になるので不要不急の外出は控えるようにと気象庁も言っていましたが、タイミング的に一昨日しか行ける日がなさそうだったので、早朝から車を飛ばして和田峠を越えて、上田まで行ってまいりました。

以下、上田城の様子と、合格祈願に行くにしても何故わざわざ上田まで行ったかについてです。

合格祈願はどこに行くべきか

早いもので、既に何校か私立高校の入試が終わり、あと1週間ほどで第一志望校の入学試験を迎える生徒も数名います。

この時期まで来ると、新しく教えてあげられることや、してあげられることはほとんどなく、せいぜい平常心と健康を保てるようにケアしてやることと、合格を祈ってやることくらいでしょうか。

さて、この合格祈願ですがどこでするのが良いんでしょう?

祈ったからって合格するってものではありませんし、気持ちの問題ですからどこでも良いといえば、どこでも良いのです。

でも、「気持ちの問題」なのであれば、「○○で合格祈願してきたよ。」と言われたときに、生徒らが嬉しくなる。気持ちよく受験に臨めるようなれる場所でお参りしたほうが良いですよね。

で、いろいろと考えたわけです。

地元の大きな神社であったり、学問の神様や勝負事の神様を祭っているような神社に行くのが普通でしょうか。

 

ただ、そういうところって既に生徒自身がお参りしていたり、家族や親せきがお参りして「お守り」をお土産でもらったなんてこともしばしばあります。

別にお参りした場所がかぶったとしても、これも気持ちの問題なのですが、ならばこそ、特別な場所で合格祈願をしに行きたい。

そんな時に見つけたのが上田城です。

上田城は徳川軍に攻められたピンチを2度も切り抜けた

さて上田城。真田丸ファンなら説明不要かもしれませんがおさらいします。

上田城は上田盆地の北部に真田幸村(信繁)の父親である草刈正雄、じゃなかった、真田昌幸が当主であった、1583年(天正11年)に築城された平城です。

このお城が有名になった一番の理由は何といっても1585年、1600年と二度にわたる真田氏と徳川軍との上田合戦でしょう。

城主の真田昌幸は、1585(天正13)年の第1次上田合戦では約7千の徳川勢をわずか約2千人の軍勢で迎え撃ち撃退。徳川軍に1,300(300人という説も)人という損害を負わせました。

さらに、関ケ原の合戦(1600年)直前の第2次上田合戦では三千余りの兵力で、徳川秀忠率いる3万8千の大軍を足止めしました。このために秀忠らが関ヶ原の戦い駆けつけられなかったことはあまりに有名です。

戦力で圧倒的に劣る真田軍が、2度とも徳川軍をはねのけたです。

 

上田城はどんな逆境にあろうと、絶対に落城(おち)ない

結局何が言いたいかといえば、この城は落城(おち)ないということ。

関ヶ原の戦い前の第二次上田合戦の時なんて10倍以上の軍勢が相手ですよ。傍から見たら落城は必至。どう考えたって勝ち目はない。

そんな難敵を相手に打ち勝った。

なんか縁起良い感じしますよね。ええ、しますとも。

そして、そんな受験の時に縁起が良さそうな上田城内には真田神社という神社があるのです。

当然この神社、受験で落ちないようにと合格祈願に訪れる近隣エリアの参拝客が昔から多く、最近では「真田丸」放送の効果で県外からも参拝客が増加したそうです。

もうね、「ここしかないわ。」って思いました。この神社に合格祈願に行こう。

上田城内の真田神社

真田神社は上田城内に入るとすぐ目の前にあります。

上田城

上田城 城門

この写真でも城門の奥にチラリと鳥居が見えますが、あの先に真田神社はあります。

 

眞田(真田)神社は1879(明治12)年創建で、歴代上田城主の真田氏、仙石氏、松平氏を祭神として祭っているそうです。

真田氏は江戸時代には松代に移っていますので、そのあとの城主が仙石氏と松平氏ということになります。

なんでも、当初は廃藩になったときの城主であった松平氏を祀る松平神社だったそうですが、歴代上田城主を祀ることになり上田神社となりました。

しかし、かつて市内に同名の別神社があったらしく、紛らわしいこともあり初代城主である真田氏にちなんで眞田神社になったとか。

(詳しくはHPをご覧ください。真田神社 | 真田神社ホームページ 上田市 眞田神社

落ちない神社で合格祈願

のんびりと城内を散策して楽しみたいところですが、午後からは大雪の予報でしたので、すぐに真田神社で合格祈願です。

真田神社鳥居

真田神社 鳥居

鳥居の左手に手水舎があります。冷たい水でお清めをすると身が引き締まる思いがしました。

地元の神社でボランティアで観光案内してますから、一応、神社での作法は分っているつもりなのですが、そうはいっても大事な参拝で間違うわけにはいかないので前日に確認しておきました。

www.hesocha.com

鳥居をくぐり抜けて先に進むと見慣れないものがありました。

以前に来たときはありませんでしたし、この時期だけ置かれているのだと思います。

登竜門

登竜門

流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説のアレですね。

転じて立身出世のための関門。それを超えて夢をつかめということ。なるほど、面白いものを設置している。

登竜門の説明書き

登竜門の説明書き

登竜門のすぐわきにザックリとした説明もありました。やっぱり神社側も不落城ってのは意識しているんですね。

そうこうしているうちに拝殿までやって来ました。

真田神社

真田神社

スゴク念入りにお願いしました。

「うちの生徒を全員合格させてください。」なんてことは言いません。

「○○君は○○高校を志願しています。一生懸命勉強してきましたので、試験当日に力を出し切れますようお願いします。」

そう全員分お願いしてきました。

 

 上田城学問帳

さて、真田神社では「不落城合格大守」という人気のお守りがあるそうです。受験生や保護者が買っていくそうで、私もそれを生徒らに買ってやるというのは選択肢にはありました。

しかし、別の神社のお守りを持っていると神様同士の相性が悪かったりする… なんてことを気にする人もたまにいます。

それにあちこちからお守りを貰っているようだったので、ちょっと違ったものにしようと思いこれを買いました。

上田城学問帳

上田城学問帳

どうですか。

なかなか面白くないですか、コレ。

数日前にツイッターで見かけて、「これは良い‼」と思いまして、実は、上田まで来たのも半ば、このノートを買うためだったりします。

生徒に配布したところ大変喜んでくれまして、わざわざ和田峠を越えた甲斐があったってもんです。

試験当日に確認したいことをまとめたり、学校の友達や塾の仲間にメッセージを書いてもらうように言って渡しました。

どれだけ勉強したところで、最後の最後は心理的なものが大切になります。

試験当日、緊張してしまったならこれを見て頑張って来た日々や応援してくれる仲間のことを思い出してくれたらと思います。

 

試験まで残りわずか。

私も生徒たちのためにしてやれることは全てしてやりたいと思います。

がんばれ受験生‼

 

では、また。