ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

犯した過ちとの向き合い方【土鍋納豆後日談】

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人は時に間違いを犯す。

悪意を持って犯すこともあれば、それがなくとも、無意識にであったり、軽はずみであったり、アルコールの弊害として間違いを犯す場合もある。

間違いの大きさも人それぞれだ。つい、カッとなって愛する人を手にかけてしまうような重大事件もあれば、つい、カッとなって愛する人が楽しみにしていた冷蔵庫のプリンに手をかけてしまうような可愛らしいものまで。

私の場合は…

どうすんだ?この納豆 

その日、男はタッパーに詰め込められた大量の納豆を見つめ、途方に暮れていた。

タッパーにギッシリと詰め込まれた納豆は独特の芳香を漂わせていた。

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「どうしよう。」

男はここにきて、ようやく己の犯した過ちに気が付き、そして後悔を始めた。「ブログのネタに土鍋納豆を久しぶりに作ろう。」そんな軽いノリだった。 

www.hesocha.com 

それが、こんな参事を招こうとは、その時は露にも思わなかったのだ。

逃げちゃだめだ

途方に暮れる男の耳に、そんな声が聞こえた(気がした)。

そうだ。自分で蒔いた種だ。(いや、豆か?)最後まで責任を持とう。しかし、どう責任を果たすのか?考えるまでもない。喰うしかないではないか。

そうだ、喰おう。喰って、喰って、喰いまくるんだ。

納豆生活スタート

男は再び後悔をする。そして後悔を公開する。

「どうしてすべての食事の様子を記録しておかなかったのか。」と。

こんな後日談を書く予定は当初はなかった。だから写真がほとんどない。相変わらずの無計画さ。しかし、それこそが男を一言で表す言葉であろう。無計画さをこの男から奪ったら、はたして何が残るのであろう。いや、そもそも、無計画とは計画が無い様を言うのだから、初めから何もない空っぽな奴なのかもしれない。いや、そうに違いない。

どうでもよい話が長くなったが、ともかく、私の波瀾も山も谷も無い、しかし、それがかえってシンドイ、そんな納豆生活が幕を開けた。

美味しかったのは最初だけ?

作りたての納豆に葱を刻みかき混ぜる。勢いよく糸が伸び始めたらダシ醤油をひとたらし。これをホカホカのご飯にのせて、ガツガツと頂く。喉にメシが詰まったのなら味噌汁に手を伸ばし、ズズズっと汁を吸う。上品さの欠片もない食事だが、これが美味い。

翌朝も朝食は納豆ごはんだった。薬味を葱から梅とシソに変えていただく。やっぱり美味い。薬味やダシの違いで味が大きく変わる。これを突き詰めていくのは面白いかもしれない。「おっ、これ、ブログのネタになるかも。」なんてことを思うほど余裕に満ちていた。そう、この時は「後悔なんて、あるわけない」とすら思わなかった。

しかし、その日、家に戻り冷蔵庫に鎮座する納豆タッパーに目をやったとき、ある不安が頭をよぎった。

「今のペースでは、納豆が腐ってしまうのではないか。」

納豆の消費期限はせいぜい10日程度だろう。出来れば1週間くらいで食べきってしまいたい。

ここから毎食納豆を無理やり食す納豆地獄が始まった。

まぁ、地獄と言っても地味なものである。所詮は納豆を食べるだけなのだから。しかし、地味なだけに精神的なダメージの蓄積が大きい。

来る日も来る日も納豆ばかり食べるのだ。いい加減、納豆好きでも飽きてしまう。

食べ方を工夫する

納豆と言えば納豆ごはんである。これが一番美味い。異論は認めない。だが、さすがに薬味とダシを変えて食べるにしても毎食これでは飽きるだろう。そもそも、栄養のバランスに偏りが出過ぎるのではないだろうか。

ということで、できるだけ納豆ごはんは封印する形で、納豆の消費に努めた。

さて、どんな料理にしようか。こんな時はクックパッドで検索だ。

納豆パスタ、納豆チャーハン、納豆オムレツ、納豆餃子…

レシピにしたがい作ってみましたが、まぁ、美味しいですよ。ええ。でもね、正直、どれも無理やり使っている感が半端ないレシピでした。それはあえて納豆でやる意味があるのかと。

そして、あらためて思うのです。やっぱり納豆は納豆ごはんだと。

 

でも、いくつかコレは素晴らしい!ってやつもありました。

cookpad.com

この味噌汁は実に美味しかった。私の中では久しぶりのヒットです。

 

私の好きな食べ方

クックパッドにも似たようなもの多かったのですが、多少違いがありますし、以前から作っているものなので、一応、独自のレシピとして紹介します。

材料はこちら

  • 納豆
  • 小松菜
  • 油揚げ

作り方は簡単。

油揚げの中に、納豆、刻み葱、細かく切った小松菜を混ぜて詰め、フライパンで焼くだけ。小松菜のしゃきしゃきした歯ごたえが残るくらいの焼き加減が美味しいです。

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こんな感じで材料を詰めます。

今回は小松菜にしていますが、漬物の残りなどでもよいです。酸っぱくなり始めた野沢菜漬けなんかでよくやってます。あと、納豆ではなくなめたけでも美味しいです。

これを爪楊枝でとめてフライパンorオーブンで焼きます。

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爪楊枝がなかったので、そのまま焼きました。

醤油をかけて食べると美味しいです。おかずにもなりますし、わりとお酒との相性も良いです。私は夕べはこれと、いいちこのお湯割りでご機嫌でした。

 

納豆はあと3~4食分です。ラストスパートです。

途中経過として、報告させていただきますと、さすがは健康食材。体の調子がすこぶる良いです。特に腸内環境が良くなっている感じがします。お通じが良く、そのため肌の調子も良いです。

ただ、さすがに豆ばかり喰っていると、が良く出ます。それだけが困りごとです。

 

では、また。