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ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

御柱祭・下社山出し終了

御柱

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御柱祭、下社の山出しの最終日でした。朝からパブリックビューイングでお客様の案内をしていたのですが、いやぁ、肉体的にも精神的にも疲れました…

上社の御柱はお客様と談笑しながらやっていられたのですが、なんだか、終始謝っていたような気がします。いくら私の軽い頭でも、こうも下げ続けると腰が痛くなります。

こうなることは初めから予想はしていましたけどね。前回もそうでしたから。ただまぁ、やっぱり、こういうのはモヤモヤしますね。

以下は需要があるかどうかわかりませんが、祭の舞台裏というか周辺の様子と、そこでスタッフをしていた者の感想と反省です。上社の時のような写真とかはないです。

当日券が買えると言われたらしい

今日の木落しは一本目が11時からを予定していたのですが、7時前から当日券を手に入れようと案内所にお越しになるお客様が何人もおりました。

いま、さらっと「当日券」と書きましたが、この当日券なるものは販売されていないんですよね。予め販売された観覧席のみでした。しかし、どうも当日券が手に入るとどこかで聞いたのか、思い込んだのか多くのお客様がお越しになったのですが、買えないと知って落胆なされていました。

上社では当日券がありましたので、誤解された方もいたのかもしれません。どこの駅かは分かりませんが、窓口で「朝早く行って当日券を購入されたらどうか」とすすめられたという老夫婦もおり、とても気の毒でした。

なんだか、そういう姿を見ると申し訳なくってね… どうしてあげることもできないので、「申し訳ございません。」と頭を下げ、「折角お越しになられたのですからと、観光を楽しんで行ってください。」とお話するしかありませんでした。

多くの方は大型モニターでの観覧や、秋宮・春宮の参拝など町の散策をしてお祭りの雰囲気を楽しんでは如何ですかという私たちの提案に応じてくれ、たぶん、不満には思っているでしょうけれども、それでも笑顔を返してくれました。私、本当に救われた気がしました。ありがとうございます。そして、申し訳ございませんでした。

チケットがないと観覧できないことが周知されていなかった

これ、結構地元民も知らなかったのではないでしょうか。今回はお祭りに参加する氏子以外の方は観覧チケットが無いと木落し坂付近へは入場できなくなっていました。

私たちとしても、折角遠くから来られたお客様には木落しを観覧してもらいたいとは思いますが、なにせ、あそこは狭い上に一本道。どうしても入場制限をしなければ円滑に祭りが運営できなくなってしまうのです。

ですが、やはり知らずに来たお客様にしてみれば、「折角来たのにどういうことだ!!」ということになるわけです。特に「ここから見えますよ」的な観覧ポイントを聞かされていたお客様などは納得していただけないケースが多かったです。たぶん、地元民や過去に御柱を観覧した人からアドバイスされたのでしょう。話が違うと大変お怒りでした。

そうは言っても前回よりかなり改善されていた …と思う。

前回(6年前)もボランティアのスタッフとして祭りに参加していますが、その時よりも格段に改善していたと思います。ただし、これはスタッフ目線での話。お客様にしてみれば、改善されていようがダメなものはダメということになるでしょう。

ただ、それでもあえて書きます。身内びいきだと怒られるかもしれませんが、あえて書かせていただきます。お客さまから評判の悪かったチケットでの入場規制は正しい判断だったと思います。これ、たぶん、今この瞬間も町役場に苦情の電話とかメールとか来ているのだと思いますが、私は運営の判断を支持します

だって、どう考えても、あの狭い木落し坂周辺に、こんなにたくさんの観覧者が入れるわけがないですもん。前回は規制が無かったために観覧希望者が殺到し身動きが取れないほどの状態になりました。

結果、道は混み合い、シャトルバスやタクシーも近づけず、観覧チケットを持っている方まで現地にたどり着けないような有様。先が詰まっているのでシャトルバスが一向に出発せず、かなりピリピリとした、殺伐とした空気が漂っていたことを鮮明に覚えています。

何より、あの混みようは危険です。将棋倒しにでもなったらと思うとぞっとします。狭い一本道で多数のけが人… どうやって救護するのでしょう? 観覧者の安全を考慮するならば、制限は当然だったと思います。

それに、お客様を山の途中で立ち往生させずに、街中で「残念ですが、そこまでは行けません。パブリックビューイングでお楽しみください。」と伝えられた今回は、それだけでも前回よりもずっと良かったと思います。

こうしてたくさんの方がパブリックビューイングで木落しを御観覧されました。

とはいえ、観覧に関するルールが周知されていなかったことは残念と言うほかないですし、反省しないといけません。

個人的に思ったこと

観光客誘致の目的で紹介される木落しが観光向けではない

一般的に御柱のイメージというのは下社山出しの木落しだと思います。TVなどでも一番取り扱われますし、御柱祭が奇祭と言われるのも、あの急斜面、と言うよりも崖を巨木と共に落ちるというとんでもないシーンがあればこそです。

それなのに、木落しって観光には全然向かないんですよね。あの坂周辺はとにかく狭い。狭いから人が入れないし、動けない。

お祭り全体を通しての観光客の受け入れキャパって結構大きいと思うのですが、木落しに限ってしまうと極端に小さい。それに対して、観覧希望者が極端に多いのもこの木落しという、この辺のアンバランスさが問題を生んでいるような気がします。

スタッフのノウハウの引継ぎが難しい

そもそもの問題として、御柱って地元の氏子みんなで作り上げるお祭りなので、スタッフの主力となるべき町の職員が氏子として祭りに参加しなければいけないようなケースもあったりする。その上、6年に一度きりの祭りなので、その間に配置が換わってしまっていたりして、経験者がいない場合も多い。こんな調子なので、ノウハウの引継ぎや共有が難しいのではないかと思う。

御柱祭も諏訪大社も地元民から見てもややこしい

諏訪大社には上社と下社の2社があって、それぞれに前宮と本宮、秋宮と春宮があって、これらのお宮にそれぞれ4本の御柱があって…

御柱祭は上社と下社でやり方が少し違って、それぞれに山出しと里引きがあって…

この辺の話がこの祭と神社の面白さでもありますが、初めてのお客様には何のことかサッパリでしょうし、この違いが良くわからないがために、上社向けの情報を下社の情報だと思って誤解するようなケースもあったように思います。

このブログの読者が観覧に来てくれたのがマジ嬉しい

パンフレットを探していたお客様にパブリックビューイングでの観覧をすすめると、「そのつもりできました。カエルの人のブログで見ました。」とおっしゃるのです。カエルの人のブログ…多分、このブログですよね。木落坂までは行けないので、パブリックビューイングで一緒に見ましょうって記事で書きましたし。

なんか、超嬉しい。PVとかって所詮数字でしかなくって、どこか実感として読んでもらえているというのが分からなかったのですが、確かに読まれているのですね。

あれ、そうすると、あのお客様にこれも読まれんのかな? どうも、今日はお越しいただきありがとうございました。ええ、そうです。あの時のイケメンが私です。また機会がございましたら、是非お越しください。お待ちしております。

 

まぁ、一小市民がエラそうに書くようなことではないかもしれませんけど、とりあえず、今思っていることを書いてみました。

では、また。 

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