ヘソで茶をわかす

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下社山出し直前!今更復習する下社の御柱祭

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上社の山出し祭が終わり、次は下社の山出し祭です。全国的にも有名な木落しが行われます。ですから、この下社の山出しがおそらくは一般的な御柱祭のイメージなのではないかと思います。

下社山出し開幕前夜の今日は、今更ながら、その行程を紹介します。

下社山出しの注意点

諏訪大社下社の山出し祭は4月8日(金)~10日(日)までの3日間行われます。勇壮な木落しで有名で、これを見ようと全国から御柱ファンが集まります。

ただ、ちょっと注意が必要です。

この有名な木落しを見ようと観覧者が殺到しますが、木落しの現場は狭く、とても混み合うために目的地まで到達できないことがあります。そのため、今回は有料の観覧席でのみ観覧できます。 

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こちらの記事でも書きましたが、チケットの無い方は下諏訪駅周辺のパブリックビューイングにて御柱を楽しんでいただくことになっています。

ちなみに以下の4ヶ所に大型モニターが設置されます。

  • 下諏訪駅前
  • 下諏訪総合文化センター
  • おんばしら館よいさ
  • 門前ひろば食祭館

当日は私もここでボランティアで案内をする予定になっています。生で見る臨場感にはかなわないかもしれませんが、大型モニターで見る御柱は迫力ありますし、みんなで見ればお祭りの雰囲気も味わえて楽しいですよ。

棚木場 ~下社山出しの開始地点

「これより曳き出し お願いだ」という木遣り唄で曳行が開始されます。
8日(金)に春宮四、春宮三、秋宮二の順で、9日(土)は秋宮四、春宮一、春宮二、秋宮三、秋宮一の順で曳き出されます。

 上社の御柱は「めどてこ」と呼ばれるV字の柱がありましたが、下社には基本的にはこれがありません(小さなものを立てている柱もある)。ルートが狭い山道のため、大きなめどてこをたてることができないためです。 

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萩倉の大曲 ~通好みの難所

上社の山出しでも穴山の大曲と呼ばれる難所がありましたが、下社にも大きいカーブのため全体が見渡せない難所があります。
元綱係・梃子衆・追掛綱係といった御柱のすぐ近くにいる若い氏子らの技量と、綱を曳く多くの氏子らのチームワークが、ここを一気に通り抜けられるかどうかをわけます。

木落し坂 ~「男見るなら7年一度 諏訪の木落し 坂落し」

下社山出し、いや、御柱祭の全行程の最大の見せ場と言っても過言ではないかもしれない。最大斜度は35度。木落し坂は上から覗き込めば足がすくむほどの急斜面で、約100mあります。

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上社の木落しでは、一番大きな本宮一の柱を最初に落し、次が前一、本二、前二、と小さくなっていきましたが、下社の木落しは、曳行開始と同じ順番で行われ、最も太い秋宮一の柱が最後を飾ります。

注連掛 ~下社山出しのゴール

下社の山出しのゴールです。木落しを終えた御柱はその日のうちに、この地まで曳いて来ます。

注連掛祭が行われ、5月の里曳きまで安置されます。

 

金・土は仕事があるため参加できませんが、日曜日は再びボランティアのスタッフとして参加予定です。

ハラハラドキドキの下社木落しはいよいよです。チケットがないと現地では見られませんが、御柱を見慣れた地元民と一緒に大型モニターで観覧というのも悪くないと思いますので、予定が空いているみなさんはぜひ下諏訪までお越しください。

 

では、また。

 

御柱祭ガイドブック

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