ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

段ボール燻製でベーコン作ってみたんだけど、美味すぎてデブる未来しか見えない

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二週間前のこと。気になる記事を見つけました。

www.taiyaki-oyako.com

よく読んでいる隊長さんのブログです。時々、高クオリティーのアウトドア関連の記事を上げてくるから困るw

こんなの見たらやりたくなりますよね。燻製。

ということで、この記事を見たその日のうちに燻製用の食材を下ごしらえしておきました。その準備も昨日終わりましたので、存分に燻してきました。そして味わってきました。

 

段ボール燻製は簡単なのでオススメです

私も段ボールを使った燻製は過去に記事にしたことがあります。 

www.hesocha.com 

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この段ボールを使った燻製、本当にお手軽にできます。特別な道具も必要ありませんので、誰にでも簡単に作る事が出来ます。

燻製って元々保存のために行うものなので、しっかりと燻した場合は味がからくなり過ぎて、直ぐには食べる事が出来ません。(数日置いたのち食べると不思議と味がまろやかになるんですよね。)

その数日間ヤキモキしながら待つのも楽しいと言えば楽しいのですが、そうは言っても、直ぐにでも味わいたいでしょ?手作りの燻製。

だから、このいい加減さが良いんです。

なんちゃってショルダーベーコン

下ごしらえ

今回作ったのは豚ロースを使ったベーコンです。隊長のブログを読んだ後に冷蔵庫を探ると、カッチカチに凍りついた豚ロースの塊があったので、これを自然解凍し、味付け・香りづけのためにすこし大目の調味料に2週間漬け込みます。使った調味料は塩、こしょう、砂糖、乾燥バジルです。塩と砂糖の分量はそれぞれ肉の5%ほどです。スパイス類の分量は適当です。すいません。

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で、これが2週間漬け込んだ豚ロース。

ビニールの袋の中に肉と調味料を入れて揉み揉み。全体に調味料が行き渡ったら冷蔵庫で2週間放置です。

今回の燻製は段ボール燻製のため、香りは付けられても熱を通すことまではできません。ですから、燻す前に火を通す必要があります。

このまま袋に入れた状態で、炊飯器に入れます。

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その後、70℃ほどのお湯を入れて、保温状態で3時間ほど放置します。温度が高すぎたり、時間が長すぎたりすると肉が硬くなります。

火が通ったら、肉についた調味料を洗い流します。

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火を通した際に無駄な脂も落ちますので、水で調味料を洗い流そうとすると、ボールには脂が付着して真っ白になります。

しっかりと調味料が落ちたら塩抜きのために流水で2時間ほどさらします。その後は水気をキッチン―ペーパーでシッカリととって乾かします。

段ボールの中で燻す

まずは段ボールの燻製器を作ります。

使用する段ボールは、近所のスーパーでもらえるような段ボールで構いません。

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こんな具合で四隅に割りばしを刺して、その上に100円ショップで売っているBBQ用の金網をのせるだけです。

段ボールは燃えやすいので、常に熱を加えねばならないスモークチップは使えません。この段ボール燻製をする場合はスモークウッドを使います。

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こんな風にお皿にアルミホイルをまいて、その上にスモークウッドを置きます。写真だと分かりずらいですが、皿の下にもお椀があり、すこしだけ高さがあります。二酸化炭素で火が消えないようにしています。まぁ、気密性が高いわけではないので、ここまで気にする必要もないかもしれませんが…

煙が立っていることが確認できたら、網の上に食材を並べ、箱を閉じて2~3時間ほど放置です。

スモークウッドの上には脂の落ちるような食材はおかないようにしましょう。最悪、燻製器が燃え上がります。

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シッカリと蓋をする必要はありません。多少洩れるくらいがちょうど良い。

段ボールの隙間から煙が見えます。

燻せています。燻せています。肉に美味しい香りがついていきます。

完成

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2時間後、火が消えたところで段ボールを開けてみます。

良い具合で色も付いています。

この写真で分かるように、火の真上には肉を置いてはいけません。繰り返しになりますが、肉から脂が落ちますので、下に火があると炎が上がってしまうことがあり、燻製が上手くいきません。

ましてや段ボール燻製ですので、炎が出ると箱が燃え上がってしまう危険性もあります。絶対に、肉など脂の落ちるものは火から離しておきましょう。

早速食べてみる

段ボール燻製の良いところは、作ったその日のうちに食べられるところです。シッカリと燻した燻製の場合、2,3日は寝かせないとからくて食べられません。

ところが、この燻製はそもそもいい加減な燻し方なので、寝かせて味がまろやかになるのを待つ必要がありません。浅漬けみたいなものだと思ってください。

さて、直ぐ食べられるのであれば、当然食べますよね。

ということで、晩酌タイムです。

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あらためてベーコンを眺めてみると、なんちゃってベーコンとは言え、なかなか良くできています。

 

香りが良い。色が良い。

美味そう。旨そう。絶対美味い!!

 

眺めていても仕方が無い。喰おう。

どうやって喰うか?

やはりシンプルに焼いて喰おう。

少し厚めに切って焼こう。

油もひかない、味付けもいらない。

きっと、それで十分に美味いはず。 

ニトスキでベーコンといろどりにインゲンを焼いてみました。

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ベーコンから流れる脂が食欲をそそります。

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美味い!!

とても脂が甘いです。噛むほどに口の中に肉の旨味と良い香りがが広がってたまりません。

もちろんビールに合う!

困った。この組み合わせは相性が良過ぎる。食べる量、飲む量を自制できる自信がない。いや、自制などせずにもっと喰いたい。

これは、週明けからのジョギングの距離を伸ばすしかないか?

 

終わりに

かなりいい加減な作り方ではあったのですが、しっかりとベーコンしていました。段ボール燻製はお手軽なもの限定の燻製だと思っていたのですが、そこそこちゃんとしたものも作れたのは驚きでした。また、こんど別のものもチャレンジしてみたいと思いました。

BBQの時などに皆さんも一度試してみてはいかかでしょうか。簡単ですし、楽しくて美味しいですよ。

 

では、また。

 

 

記事の中で出てきたスモークウッドというのはこういうやつ。ホームセンターなどでも手に入ります。

 

段ボールで燻製器を作るのがメンドクサイ、心配という方は市販のものをどうぞ。わりと安いのもあります。