ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

29年度長野県の公立高校入試の志願者数に思うこと

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今日、長野県の公立高校入試の志願者数が発表されました。

運営している塾のWebサイトに書くべきか、こちらに書くべきか悩みましたが、こちらの方が(残念ながら)人の目に触れる機会は多そうなので、こちらに書くことにします。

今日は昨年書いた同様のエントリのアクセスがだいぶありました。おそらく、多くの生徒・保護者が志願変更などが必要かどうか不安でいるのではないかと想像します。不安に駆られて誤った選択をしてしまわぬよう、判断の材料にしてもらえればと思い書きました。

殆どの学校が例年並みの倍率

全体を見渡した時、殆どの学校で倍率は例年並みです。年によっては突出した倍率の人気校があったりしますが、はじめから募集定員が数名しかいない様な英語科や理数科等の一部の学校を除き、今年はそういった激戦校はありません。

割とキレイに生徒が分散した感じです。まぁ、各中学校の先生らが生徒のレベルに合わせたのか、先生らの都合に合わせたのか知りませんが、上手いことやったということでしょう。

志願変更はすべきか

今後、志願変更期間に多少の変動はあるでしょうが、このくらいの倍率であれば、各学校とも大きく倍率が変動することはあまり考えられないのではないでしょうか。

昨年も書きましたが、今年もどの学校も割と低倍率で、落ち着いた感じの入試になりそうです。

特定の学校に人気が集中した場合、そこを受験する生徒と、その学校よりも1ランク下の学校の生徒が頭を抱えるわけですが、このくらいならばあまり荒れることはなさそうです。

どの学校でも受験者のレベルはそう大きくは変わりません。ですから、実力を出し切れれば合格。出し切れなければ不合格。そういう試験になるのだと思います。

ですから、評定が合格圏に達しているのであれば、あとは普段通りやれれば合格だと思って良いだろうと思います。

生徒らによく言うことなのですが、私は合格する生徒の特長は明言できません。しかし、不合格になる生徒なら分かります。それは、

試験本番で大きくやらかした生徒 です。

実力差があまりない中で不合格者は圧倒的少数ですから、数パーセントの失敗しちゃった生徒が不合格になる場合がほとんどで、実力の7・8割も出せれば合格できるものです。

逆に言えば、例え1ランク下げたとしても、点数的なリードは2~30点分くらいですから、本番で大きく失敗すれば不合格です。

ですから、高得点をとるのではなく、合格最低点を越えられるか否かが重要です。志願変更を考えている場合はそのへんも考慮してください。

それから志願変更を検討する場合、気になるのは志望している高校より少しレベルの高い高校の志願者数です。

他校の志願者数はどう考えるべきか

志願変更により、ランクを下げてくる生徒が少なからずいます。そういう生徒がいた場合、当然倍率は高くなりますし、自分よりも学力が高い場合が多いです。

しかし、今年の倍率であれば、あまり神経質になる必要もないのではないかと思います。

仮に志願者が増加しても数名です。このくらいであれば、前述の通り、不合格になるのは「失敗しちゃった生徒」です。実力を出せれば合格できます。

とは言え、やっぱり気になりますよね。

ですので、少しだけ志願者の動きの傾向というか、私の思い込み(?)を書こうと思います。まず、

女子の志願者数が突出していると下げてくることが多い

気がする。

最終の志願変更を行うのは気の弱い大人しい子や、保護者が心配性な場合が多いです。また、「〇〇さんが変更したなら私も」みたいな芋づる式の変更もあったりしますので注意が必要です。これは中堅レベルの学校でよくある現象です。

それから、

隣接エリアからの流入は心配するほど大きくない

毎年隣接エリアで大きく志願者数が定員をオーバーする学校があると流入を心配するのですが、大概、大したことがないです。

まず、こういった人気校では併願するのが当たり前になっていますので、あえて志願変更をする子は少数です。

また、入学後の通学のことなどを考えると結構シンドイです。朝何時に家を出ればよいのでしょう?

こういうことを考えていくと、あなたは隣接エリアに行こうと思いますかって話になります。ね、どう考えても何十人も動くことはなさそうですよね。ですからこの点は心配無用です。

しかし、逆に言えば、通学の不便を我慢できるというのであれば、隣接エリアへの変更は有利だともいえます。同様の変更をする生徒は少数ですから空きがあればチャンスだと思って良いと思います。

 

不安要素というか不満要素

今年は昨年同様に落ち着いた感じの入試になりそうですが、一つだけ不安というか不満があります。

地元諏訪エリアの県立トップ校である諏訪清陵高校の志願者動向がイマイチ分らない点です。

公表されている定員と志願者数は、160人の定員に対して165人の志願者で5名オーバーですが、実際の来年度の入学定員は240人です。

これは併設されている清陵中学からの内進生80名を差し引いているからなのですが、この中学から他の高校へ進学しようと考えている生徒が相当数いるというウワサなのです。

噂です。本当かどうかは知りません。

しかし、まぁ、こんな仕事してるとね、色々と確からしい情報も耳に入ってくるわけで、おそらくこの噂は事実だろうと思うわけです。

この学校が中高一貫校となって、初めて中学から高校へ生徒が入学するのが今度の春。つまり、前例のない状態で今年の受験生らは頑張ってきたわけです。

原則的に清陵中の生徒は清陵高校に進学することになっていましたから、単純に定員が80人減少するわけです。

もちろん、中学受験に合格するような連中は、この中学が無かったとしても一般の公立中学でトップクラスの実力をキープして、同高校に合格したでしょうから、まるまる80人分厳しくなったわけではないでしょう。

しかし、同中学には隣接する松本エリアから通学している生徒などもおり、その人数分は間違いなく過去に比べて受験は厳しいものになるはずでした。そして、そのつもりでどの生徒も志望校を決定したのです。

ですが、松本エリアから来ている生徒などを中心に深志高校など別の学校への進学を目指している生徒がいるというではありませんか。

入試の前提条件がぶっ壊れているのです。

 

このあたりの数字が実際はどの程度なのか?

これによって、受験の様子は随分と変わってきます。

数名なの? それとも一部噂にあるように半数に迫る人数なのか?

いずれにしても原則が守られないのは問題ですし、この辺がはっきりしないのが多少不安というか、不満です。

結局、この中学というか、中高一貫校という試みのために生徒らが振り回されただけではないのかと思うのです。受験勉強を始めた頃に、生徒らがどれだけ不安そうにしていたか。非常に腹立たしく感じます。

 

 

最後に。

受験をひかえた中三の皆さん。平常心で受験に臨みましょう。

変に高得点をとろうとかせずに、普段通りの頑張りましょう。

実力を出し切れれば合格です。

保護者の皆さん。お子さんたち、頑張っていたでしょ。

大丈夫。信じましょう。あれだけやったのだから、きっと合格できます。

焦らず、落ち着いて受験に臨めるように見守ってあげてください。

 

では、また。