読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

「川越し」それは上社山出しのフィナーレ【御柱祭】

広告

以前、御柱ビギナーには上社の御柱の方がおススメだという内容の記事を書きました。 

www.hesocha.com

 下社と違い、上社の場合は木落坂が山の中ではなく、街の近くにあるため観覧しやすいという点と、その後の川越しも観覧できるという点を、その理由として書いたのですが、その川越しについて後日書くと言いながら、書いた気になって忘れていました。

ということで、今日は御柱祭りの上社山出しのフィナーレともいうべき川越しについて。

 山出しのフィナーレ

御柱祭の前半、御柱を山から里へ曳き出す行程を山出しと言います。有名な木落しが行われるのも、この山出しです。そして、この木落しを済ませた御柱は山出しのフィナーレを飾るべく、川越しに向かいます。

さきの投稿でも書きましたが、上社と下社で御柱の行程やしきたりには多少違いがあり、この川越しは上社の御柱でのみ行われます。それだけに上社の氏子はもちろんのこと、下社の氏子も興味津々。とうぜん観覧者が多く、大観衆に見守られながらの行事となります。

川越しは御柱とそれを曳く氏子を清流にて洗い清めるものだそうです。4月の始め、諏訪はまだ春というには寒い季節ですが、そんななかで行われます。過去には雪の舞う中行われたこともあります。


上社御柱祭2010 本宮一の川越し

現地の様子

f:id:hesocha:20160222231913j:plain

茅野市宮川中川原の御柱街道を進み、中央高速道の下をくぐり抜けると、目の前に清流が流れています。ここが川越しを行う宮川です。

f:id:hesocha:20160222231614j:plain

現地からも八ヶ岳が見えますが、この山々の雪解け水がこの川の流れの源です。諏訪の四月とはまだまだ寒く、その水温も昼間でも8℃前後だそうです。流れがあるので体感温度はもっと下がることでしょう。

f:id:hesocha:20160222231707j:plain

御柱は慣例に従って宮川左岸(山側)の青木の森を目指して曳行されます。かつて、諏訪大社の祭事を司る大祝(おおほうり)より、この森よりも上流を曳くことは相成らぬとの触書が諏訪郡中に数回出されたことがあるらしく、それが慣例化したそうです。

御柱が宮川の右岸(高速道路側)の堤防まで来ると、ここから冷たい清流を横切る川越しが始まるわけです。

御柱は十数トンもある巨木ですから、その曳行には常に危険がつきまといます。とくに、この川越しは木落よりも危険ともいわれており、「木落しは仕方が無いが、川越しだけは乗らないでくれ」と送り出される氏子も多いのだとか。私なんぞは、木落しも川越しも同様に恐ろしくて、お金を出されても乗りたくないですが、どうしても乗りたいという御柱好きは結構多いのだろうと思う。

川越しの現場があまりに危険なため、平成9年に河川改修をし、川幅を倍近く広げ、緩やかに川に入れるようにしました。現在、川の右岸堤防から左岸堤防までは約43メートル、堤防上から河川までの落差は4メートルです。御柱は川に対して垂直ではなく、斜めにわたるため、実際には50メートル以上の距離を渡ることになります。

普段は公園

f:id:hesocha:20160222232032j:plain

普段は公園となっており、御柱も飾られています。

f:id:hesocha:20160222232159j:plain

f:id:hesocha:20160222232224j:plain

レプリカのようにも見えますが、実は実際に諏訪大社に立っていた前々回の御柱です。地中に埋まっていた部分を切ってしまいますので、その分短くなっていますが、それでも結構大きい。写真に上手く入りません。

f:id:hesocha:20160222232337j:plain

こんな時は、下から覗き込むように撮影すると柱の全景を撮影できます。

川越しも見に来てね

全国的には御柱祭と言えば、やっぱり木落しが有名です。それも下社の。でも、上社の川越しも迫力ありますよ。前にも書きましたが、下社に比べて観覧しやすいのが上社の御柱の良いところです。少し歩きますが、茅野駅から徒歩でも来れますから駐車場などの心配もしなくてすみます。

 

知り合いから、「上社ばっかり良く書くな。」って言われたんですけど、別に悪意とかがあるわけじゃないんですよ。ただね、下社の方って、放っておいてもマスコミが取り扱うでしょ。やっぱり木落し有名だもの。だからどうしても「上社の方も凄いぜ!!」って言いたくなるじゃない。

そのくらいの感じで書いているので、下社の氏子の方、気を悪くしないでくださいね。

 

では、また。