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ヘソで茶をわかす

日本のへそ、諏訪湖畔に住む小市民の日々の記録

塾業界には学生という安価な労働力に頼るのをやめるという選択肢はないのだろうか

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ホットエントリーでこんな記事を見つけました。

diamond.jp

自分も学習塾を運営しているので、他人ごとではないと思い読んでみたのですが、残念、他人ごとでした。

 学生のバイト講師が見つからないらしい

当該記事によると、個別指導の学習塾では学生のバイト講師が確保できなくなっているらしい。その原因は個別指導塾=ブラック企業というイメージが定着したことにあるということらしいのですが、確かに、私がブログを書き始めたのも某大手学習塾についての批判記事に対して、そんなことはないのではないかと書いたのがきっかけでした。

ここでは個別指導の学習塾がブラックな職場環境なのか否かについての言及は避けますが、一般的にそう思われているのは事実なのだろうと思います。だから大学生のバイトが集まらずに困っているということのようです。

どうにか人手を取り戻したいらしいが

他の業種でもそうですが、景気が回復しつつあるのか、間違いなく人手は不足気味です。デフレに喘いでいた数年前とは違います。

それなのに、今までと同じ感覚で大学生のバイトを囲い込み、安い賃金で便利に使おうというのが無理な話ではないかと思うのです。個別指導の学習塾が大躍進していたのはデフレという経済情勢下だからであって、状況が変われば(デフレから脱したかは微妙だが、数年前より遥かにマシ。)やり方を変えるのは当然だと思うのですが、それができないんですかね?

給与体系や報酬を変えることはもちろん大切ですが、結局、学生のバイトを数揃えなければ業務が成り立たない現状は変わらないわけです。それって対策と言えるのでしょうか?

常日頃、生徒たちに「しっかりと目標を設定し、正しい戦略をたてて学習すべきだ」的な話をしているはずの学習塾がこうも無策だと思うと、同業者として恥ずかしい限りです。

そもそも、学生のバイトって割安かな?

学生のバイトに頼るのって、安く使えるってのが一番の理由だと思うんです。ただ、研修やらにかかるコストや、未熟ゆえに企業側が被りかねないリスクやらを考えると、決して割安だとは思えないんですよね。

実際、生徒に手を出すバカ講師とかもいますからね。信用失ったらお終いですから、正直、雇いたくないですねぇ。私は。親だって、任せるのならば信用できる大人に任せませんか?大切なわが子ですよ。

私が大手の学習塾で講師をしていた時も、熱心なご家庭は社会人の講師を指名することが多かったと記憶していますし、生徒が増える時も、そういう先生の評判で増えることが多かったです。結局、数合わせでしかないんですよね。学生講師って。そんな講師にリスクを抱えつつ、費用をかけるのが正しい戦略なのか疑問です。

ウチも個別指導ですが

実力のある社会人講師数名で運営し、キャパを超えるような無責任な生徒募集はしないという方針で教室運営していますが、十分に利益も出ていますし、生徒も親も満足してくれています。もちろんスタッフも。がめつくシェアを獲りに行くから講師不足なんてことになるんじゃないですかね?

結局、デフレで儲かった連中が苦しんでいるだけだが

今まで労働力を買いたたいていた業界、企業が苦しんでいるだけなのだと思います。人を大事にしてこなかったのだから当然と言えば当然の結果です。そんな企業はのた打ち回って滅びればよいのです。

ただ、その過程でしわ寄せは消費者に向かいます。先日のツアーバスの事故もそういった現象の一つだと思います。デフレマインドから抜けられず、愚かな選択をする企業を一般消費者が見抜くのは難しいことです。

ひとつおかしな事件・事故があれば業界全体が疑われます。そう言った意味で言えば、冒頭に紹介した記事も決して他人事ではないのかもしれません。業界の闇を身近に感じるのであれば、消費者に向けて注意喚起をする必要は、自分を守るためにも意味のあることだと思います。

常々思っていること

主戦力がバイトとか派遣とかの企業ってさぁ、恥ずかしくねぇの?

使い捨ての傭兵やら、普段は鍬もって畑耕してる素人のみで構成された部隊みたいなものです。歴史を見れば奇兵隊みたいな非正規部隊が活躍した事例もあるけれども、やっぱりあれはあれで身内からもみっともないと批判もあったわけです。

ちゃんと人を雇って、育てて、責任を持たせて、存分に働いてもらったらどうなのでしょうか?その上で、ツマラン値下げ競争なんかに乗らずに、しっかりと対価を求めたほうが良いような気がします。

あまり好きではないのですが、誰かの言葉を借りれば、「いつまで安売りで消耗しているの?」って感じですかね。

 

まぁ、地元でも知っている奴がほとんどいないような弱小零細企業の親父の言うことですから、何の説得力もありませんけど、言いたいこと言ったらすっきりしました。

 

では、また。